才能 ~大学受験に求められる能力~

今年の受験生は漠然とした不安に包まれている。大学入試共通テストにコロナ、今年の入試は例年以上にタフネスが必要になるだろう。

 大学受験に必要な能力とは主に「努力」と「情報分析」である。比率は7:3といったところだろうか。「努力」とは勉強量と言い換えてもよい。「情報分析」とは勉強法や受験校選び、現状を把握する力などである。効率よい勉強法を見つけたとしても、一定の努力は欠かせない。逆にものすごく努力できたとすれば少しの情報分析で合格はぐっと近づく。

 よく、「努力」は誰にでも等しくできると勘違いしている人がいるが、そんなことはない。人によって得意科目が違うように、努力の得意不得意も人、科目、環境によって違う。「情報分析」に関しては塾や予備校、先輩などを頼ることである程度埋めることが可能だ。しかし、「努力」に関しては自分で何とかするしかない。受験における偏差値とは、努力できるかどうかを測っているのである。

 イチローは「努力せずに何かできるようになる人のことを「天才」というのなら、僕はそうじゃない。努力した結果、何かができるようになる人のことを「天才」というのなら、僕はそうだと思う。」と言った。大学は「努力した結果、何かができるようになった人」を求めているのではないだろうか。

(ライター 編集長よっしー)

 

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