日本史攻略は一問一答の使い方がカギ!

日本史攻略は一問一答の使い方がカギ!

今日、紹介する日本史の参考書は東進ブックス『日本史B一問一答 完全版』です。
受験生なら誰しも持っていると言っても過言ではない参考書ですよね。
一冊でセンターはもちろん難関私立大学が出題する難しい用語も網羅しています。
しかし、正しい使い方をしている受験生は少ないのが現状です。
問題を見て解答を覚えるというやり方をやっていませんか?
このようなやり方は効率が悪いです。丸暗記では大学受験は乗り切れません。
歴史というのは『流れ』つまり因果関係が重要になってきます。
例えば、明治時代、壬申戸籍を作成した後に徴兵令が発布されたのには理由があり、戸籍を作成し男子の人数を確認したうえで徴兵をしているのです。
このようなことは『一問一答』には書いていません。丸覚えというのは歴史の『流れ』を見失ってしまう可能性が高くなります。

では、『一問一答』の正しい使い方を紹介いたします。
① 教科書や資料集で『流れ』をつかもう。
② 教科書や資料集で歴史的用語をおさえよう。
③ 『流れ』や用語を押さえたうえで、問題として一問一答を取り組む。
④ 間違えた用語や教科書に書いていない用語は教科書に書き記そう。
⑤ 日にちを数日あけて、また問題として一問一答をやろう。

 このように一問一答を何度も何度もやる必要性はないのです。いま、日本史の学習では『流れ』をつかんだうえに正しく用語を扱えるかがキーになっています。正しい参考書の使い方から効率の良い勉強を取り組んでください。
(日本史担当 ハヤト)