共通テスト現代文 総評

共通テスト現代文 総評

共通テストはどうでしたか?
受験生は、良くも悪くも結果を気にせず、突き進むことが大切です。ひとつひとつで一喜一憂しないことが、最後、受験生にとって一番大切です。「どーんと!」構えて。
これから受験生になる人は、現在の立ち位置を把握することが大切です。

さて、現代文の総評です。
現代文全体として昨年並み。全体的にセンターを踏襲した問題作りとなっており、一部、新傾向が見られました。新傾向だからと思って慌てないことが肝心です。

大問1 やや易化。
文章は、話の流れがつかみやすく、難しい用語もなく、非常に読みやすい文章と言っても差しつかないでしょう。
問1から問4まではセンターを踏襲した問題でした。問題文・選択肢ともに素直で解きやすくなっています。問5は共通テストの問題作成方針に基づいた新傾向の問題でした。問5(i)は文章構造問題、(ii)は要約問題、(iii)他の文章との比較問題でした。新傾向ではあるものの、現代文を学習するうえで文章構造把握や要約は重要であり、しっかりと学習していた人は正解まで導けます。


大問2 昨年並み
  「私」とw君の交流と「羽織と時計」から引き起こされる葛藤の話でした。問1から問5まではセンターを踏襲した問題でした。こちらも、評論文と同様に解きやすい問題でした。ただ、問3は選択肢をきりにくかったかもしれないです。問6は新傾向の問題で、出典となった小説を批評した文との比較問題でした。(ii)は「評者とは異なる見解を提示した内容」を選べという問題でしたが、問題文をしっかりと理解し、選択肢を見ることが重要となっていきます。
(現代文担当 ハヤト)