学生による大学紹介!長野県立大学 前編

長野県立大学

所在地:長野県長野市三輪

 

学部学科
グローバルマネジメント学部
  グローバルマネジメント学科

健康発達学部
  食健康学科
  子供学科

 

長野県立大学は長野県長野市にある公立大学です。よく、長野大学と間違えられますが全く別の大学です(ちなみに長野大学は上田にあります)。

 2018年に、長野短期大学から4年生の公立大学に変わりました。そのため、比較的まだ新しい大学です。現在(2021年4月)1期生が4年生となりました。まだ卒業生は存在しないので就職等に関しては何とも言えない状況です。

 ここからは私が在籍しているグローバルマネジメント学部を中心に紹介していきます。
 「グローバルマネジメント」近年流行りの横文字の学部ですが、要は英語の講義が多い経営学部です。

 

コース制について

 グローバルマネジメント学部には3つのコースがあります。コースは1年生の間に決めて2年生からそのコースに沿った必修科目を選択していきます。3つのコースは以下の通りです。
・グローバルビジネスコース
・企業家(起業家)コース
・公共経営コース
この3つのコースです

各コースについて簡単に説明します。 グローバルビジネスコースはグローバルに企業等で活躍したい人。 起業家コースは自分で起業することも含めてアントレプレナーシップをもって仕事をしていきたい人。 公共経営コースは公務員を目指すコースです。
 ただ、この説明は本当にざっくりした説明で、実際は全員が上記のようなマインドがあるわけではなく、人それぞれ、というのが正直なところです。

 

海外研修、寮生活について
 

 長野県立大学では2つ、目玉の企画が存在します。それは、1年次全寮制と2年次海外研修プログラムです。
 まず、1年次全寮制とは文字通り、1年生の1年間全員強制で大学の寮で暮らすことになります。大学の近くに住んでいても寮に入らなければなりません。2人1部屋16人1ユニットとして共同生活を行います。ちなみに寮ではご飯は出ませんので基本的には自炊となります。学生同士の共同生活で授業とは違う学びを得てほしいという狙いがあるようです。人によって差はありますが、友人関係や恋愛、学びの面で「寮生活が良かった」という人は多いようです。
 しかし、残念ながらコロナの影響でここ2年ほどは全寮制にはなっていません。人数を3分の1ほどに絞って入寮してもらっているようです。今後どうなるかはまだわかりません。

 次に海外研修プログラムです。海外研修プログラムでは2年次、2学期に全員がそれぞれ、選択した研修先に短期的に留学を行うものです。グローバルマネジメント学部ではアメリカ、スウェーデン、イギリス、ニュージーランド、フィリピンの中から選択して研修に行きます。期間は4学期制のうちの1学期分に当たるので、約3週間から4週間になります。
 ただ、こちらもコロナの影響で1期生以外海外研修には行けていないのが現状です。今後どうなるかはまだわからない状況です。

 

講義について

 講義は必修も多く、特に1,2年生は忙しいです。1,2年生は英語が必修で週4日あります。当大学では4学期制を採用しているため週2コマの講義がたくさんあります。英語もその一つで、2種類の英語の講義が週2日ずつあります。英語は少人数クラスでの講義ですので先生との距離が比較的近いのが特徴です。それゆえ課題等も大変な場合が多いため、尚更忙しくなっています。ただ、英語が必修で講義が多い代わりに第2外国語の選択義務はありません。
 ほかの専門科目は主に経営学部寄りの科目が多くなっています。経営学や経済学、マーケティングやリーダーシップなどです。また、近年注目されているSDGsからソーシャルビジネスに関わるような講義、長野県というローカルならではの「地域」に関する講義も多く存在します。ただ、全体として講義の種類が少ないため、教養科目や選択必修科目では事実上ほとんど選択肢がない、ということもあります。

 

ゼミについて

 最後にゼミについてお話します。長野県立大学ではゼミは2年生の1学期から始まります。ほかの大学に比べてゼミの始まりは早めだと思われます。背景には「インタラクティブな講義を増やしたい」という学長の考えがあるようです。ゼミに関しては頻度や内容、雰囲気など教授によって全く違うため「何とも言えない」というのが正直なところです。

 今回は長野県立大学の主にグローバルマネジメント学部に関して、非常にざっくりとした紹介をしてきました。上記の内容は年によって変わることもありますし何より、一学生の書いたものですので詳細はホームページ等をご覧いただければと思います。あくまで参考程度と思っていただければ幸いです。次回はもう少し学生視点で雰囲気や講義以外のことについてなど、主観的な側面について紹介していこうと思います。
次回もお楽しみに!
(ライター よっしー)

 


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