机に向かわない勉強

"勉強する時間"

皆さんは一日何時間勉強しているでしょうか?

その答えが何時間なのかは置いといて、今回は”勉強する時間”について考えたいと思います。

普通、学習時間といえば机に向かっている時間を指すことが多いですが、勉強は机に向かわないとできないわけではありません。むしろ、机に向かっていないときの方が良い場合だってあります。

机に向かわない勉強で最初に思い浮かぶのは単語帳などの暗記物でしょう。受験生になれば電車に乗っている時間なども惜しんで単語帳や歴史の暗記物とにらめっこする人も多いですよね。しかし、机に向かわなくてもできる勉強はこれだけではありません。

私がおすすめする”勉強する時間”は、

「今日の授業は何をしたんだっけ」

とふとした時に思い出す。これだけです。

机に向かったり、テキストをみたりする必要はありません。ただ、今日何したっけ?と思いだすだけでいいのです。

頭の中から情報を引き出すアウトプットこそ、物事を定着させる強力な復習になります。復習はその日のうちに行い、その後も複数回行うことで記憶を定着できるとされていますが、これを机に向かって毎日やるのは大変ですよね。でも、電車や通学の時間、ご飯の後、お風呂に入っているうちの5分だけでも効果があるとなればどうでしょう。もし思い出せなくてもそれが何だったかきになって、後でノートやテキストを見直すことができれば、その時が最も記憶が定着するゴールデンタイムとなるのです。

よし、勉強するぞ!と意気込んで机に向かうのではなく、何気ない日常に学びを得る習慣をつける事も”勉強する時間”と捉えていいのではないでしょうか。

自分の得意な教科、自分の好きな先生の教科など何か1教科だけでいいのです。その内容を思い出す習慣をつけてみませんか。そうすれば、テスト期間の勉強時に「あれ、意外と定着しているぞ?」と実感することでしょう。

この記事を読んで「本当に?」と思った人は騙されたと思って明日から実践してみてください。
あ、道端を歩いているときは周りに注意することをお忘れなく。

(ライター:Fe)

 


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