Appleから学ぶ、ビジネスの本質

私はAndroidスマホを使っている。ただ、周りにAndroidユーザーは少なく「エアドロップ」という名の排他的コミュニティを見せつけられ、肩身の狭い思いである。


日本にはiPhoneユーザーが非常に多い。iPhoneは高額であるにもかかわらず、多くの人に使われているのはなぜだろうか。 


iPhoneはCPUやデザイン、使いやすさなどにおいて一段上のクオリティを実現している。日本ではそれに加えて周りの人が使っているなどの要因も含めて数倍の価格を付けるだけの価値を生み出しているのである。逆に言えば、機能面で大きな差がない商品でも数倍の価格で販売することができるのである。 


Appleは「多くの人にとっての価値」を生み出したからこそ、これだけ大きな企業となったのである。価格に目を向けてビジネスをしていては、このような製品を生み出すことはできなかっただろう。 


「安いから買う」これは価格に縛られた生き方である。「自分にとっての価値があるから買う」これが価値を見た生き方である。価格に縛られる限り、ビジネスを行うときに考えることは「価格を下げる」以外にあり得ない。しかし、価値に目を向けることができればそれが自ずと人の幸せに目を向けることができる。本当の意味での価値は人間にとって幸せそのものである。 


Appleのように多くの人にとっての価値を生み出し、浸透させるのは並大抵ではない。まずは自分にとっての価値が何なのか、知っていく。これが自分の幸せに繋がり、大きな価値を生み出す第一歩なのではないだろうか。

(ライター よっしー)



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