シールでデコろう。

シール熱再燃。

 あなたはシール集めやシール交換をやった経験はないだろうか。私は小学生の頃、シール帳にシールを集め、友達と交換して遊んでいた。最近になってシール熱が再燃し始めた。物をデコりたいという欲が出てきたのだ。かわいいシールをたくさん持っていることが嬉しくかった。あれから10年、

 再燃したきっかけは大学に入学し、MacBookが支給されたことにはじまる。MacBookは多くのクリエイティブな人が使っており、その多くはたくさんのステッカーで飾られている。その人の趣味や仕事といった個性が伝わってきて、見ていて楽しい。私もそんな自分の味が出た唯一無二のMacBookを作りたいと思ったのだ。そうして少しづつお気に入りのステッカーを貼っていくようになった。

 ステッカーを数枚貼ってみると、少し隙間ができ、もっと何かで埋めたいなと思った。そして私は小学生以来、久しぶりにシールを買って物をデコるようになった。まだまだ隙間がいっぱいあるが、ゆっくり埋めていこうと思っている。

 最近は文房具屋や雑貨屋以外でも、100均のシールのラインナップが良い。気軽にシール集めを始めたい人は100均からスタートするのがおすすめだ。


愛するシールたちとの思い出。

ここで私の愛するシールたちを一部ご紹介しようと思う。全てのシールにストーリーがあり、見るたびにそれを思い出す。椎名林檎やBREIMENといったアーティストのライブの時に買ったものも大事な思い出だが、他のシールにもたくさんのストーリーが詰まっている。


【憎しみは作業効率が落ちる】

好きなタイポグラフィーデザイナーのNorippeさんが配布していたシールプリント。制作で苦悩していた私に刺さった言葉だ。言葉の重さに反して、文字のデザインがポップでかわいい。

このシールを見た人は必ず気になって声をかけてくれる。初めての教授や友達との会話のネタにちょうどいい。

 

【しるこ】

これは、お汁粉の餅を箸で持ち上げている様子がモチーフのシールだ。いつも連んでいる友達グループを「しるこ」と呼んでいる。グループのロゴを友達が作ってくれた。「しるこ」の文字が抽象化されて表現されていて、友達のデザイン力が光る。箸の色はメンバーカラーになっていて、それぞれで違う。私の色は黄味がかった赤。

 

【ベティ・ブープ】

渋谷のヴィレッジヴァンガードの外にあるステッカーガチャで出てきた。クラシカルなタッチのイラストや、赤白黒という配色がツボでとても気に入っている。

私は赤色が好きだ。また、その赤色を映させる赤白黒の配色が好きだ。MacBookやノートなどに貼るステッカーの基本的な配色は、その3色と決めている。それにより系統の違うステッカーを貼っても、いい感じのまとまりが出る。ノートの表紙のデコはそれが大成功した結果だと思う。見るたびに思う、かわいすぎる…


欲しい物は作ってしまえ。

 私は美大生だから(?)無いものは作ってしまおうと言う発想がある。いわゆるDIY精神というものだ。こんなシール欲しいなぁ…と思い立ったらすぐに作り始める。まず、スマホやパソコンで画像を作る。完成したらネットワークプリントに画像を登録する。印刷番号を控えたら、小銭を握りしめてコンビニへ駆け出す。そんなこんなであっという間に自分好みのシールが手に入る。

 今は、シールを自分で制作できる時代なのだ。ネットプリントなどのサービスに画像を登録すると、誰でも簡単にコンビニでシール印刷ができる。私はそのサービスを利用して、自分好みのシールをたくさん作っている。

 好きなものに囲まれていると幸せだ。オキニのシールを作ったり、普段使うものをデコったりすると、見るだけでテンションをあげて生活することができる。みなさんも、シールで人生をちょっと楽しくしてみよう!


(ライター:千)


ネットワークプリントサービス

https://networkprint.ne.jp/sharp_netprint/ja/top.aspx


NorippeさんのInstagramアカウント

https://www.instagram.com/no_ri_ppe_/