円周率とは何だろう?
名前は誰でも一度くらいは聞いたことがあるはず。小学生の時に習った3.14(世代によっては3や3.1)という魔法の数字と覚えている人もいるでしょう。人によっては、円周率はその先3.141592…と無限に続いていくことや、それをπという文字で表すことを知っているかもしれません。
では、なぜ円周率は3.14なのでしょうか。
あなたはこれに答えられますか?
今日はそんな円周率について考えてみました。
円周率の”率”は割合を表す言葉ですよね。例えば、野球の打率は打席に立った回数のうち、ヒットを売った割合を表し、写真の倍率は元の大きさに対して拡大した大きさの割合を表します。
では、円周率は何と何の割合でしょうか?
それは、”直径”に対する”円周”の割合です。
図にするとこんな感じ
そして、その割合はどんな大きさの円であってもすべて約3.14になります。
嘘だと思った人は実際に身近にある円の円周と直径を測ってみてね。
(円周は紙を巻き付けてその長さを定規で測るなどするといいかもしれません。)
このような理由から、円周率は3.14と覚えさせられていたのでした。
円周は直径×3.14と覚えていた人も多いかもしれませんが、この話を理解したあなたにとっては当たり前のように感じるかもしれませんね。
これで円周率が何かと言われたら説明できるようになりましたね。
これであなたも東京大学の入試問題が解けちゃいます!
え、こんな話が東大に出題されてるの??と思った方、
有名な話ですが、この円周率に関する問題は過去の東大の入試問題で出題されているんですよ。
日本で最難関の大学と言われている東大でも、単なる暗記ではなく基礎をしっかり理解している人を求めているんですね。
長くなってしまうので詳しい内容は次回の記事で書こうかな。
次回もお楽しみに!
ライター:Fe
東京大学(理科) (2022年版大学入試シリーズ)